『山の音符』 深山けもの
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岩手を拠点に猟師・鹿骨細工のつくり手として活動する〈けもの舎〉深山けものさんによるエッセイ。
山でのこと、暮らしのことを文と写真とでスケッチのように綴った一冊です。
人も自然のうち。
厳しいものと畏怖ばかりするものでもなく、豊かなものだと都合よく消費してしまうものでもなく、ましてや管理のようなことができるわけでもなく、一種の対等のような関係であるように思っています。
秋田を拠点にする絵画作家・永沢碧衣さんの展示を昨年観た際に、少しだけ輪郭を持って感じられた気がしたことです。
(分野は違いますが、永沢さんも深山さん同様、山での猟と作品づくりを両輪のようにされる作家さんです。)
『山の音符』を読んだあとにも、やはり同じような感想を思いました。
人は人の都合(糧だったり、身を守るためだったり)で動物たちを狩りますし、可愛いもの、役に立つものとして接することもあります。
「襲う / 襲われる」と私たちは言いますが、動物たちにも対等な「都合」はあると思います。
本の中で深山さんは「二本足のけもの」と自分のことを呼んでいますが、とてもしっくり腑に落ちる表現だなと思いました。
人も、動物たちも、あるいは木々や草花も、ひとつひとつ同等なピースとして組み合わさったものが「自然」であり「世界」なのかなと感じました。
自分はちょっとマジメ?な読み方をしてしまったかもしれませんが、山を身近に暮らす人の感じること、思うこと、目にする景色のスケッチ帳をめくるように、朗らかに読めるエッセイでもあると思います。
自然が身近な秋田の人にも、重ねながら読めることが多い一冊ではないでしょうか。
(もちろん、それこそ等しく、どこに住む人にも届いてほしいものでもあります。)
冒頭の章に、印象的であり、象徴的な文がありました。
「私の足跡も山の音符となり、けもの道の旋律と重なり絡み合い、それぞれのラインで独立し共鳴し、誰にも知られぬ音楽として響き合い、その余韻すら雪に消されていく。」
(「山の音符」の章から引用)
そしてこれは私の個人アカウントで永沢碧衣さんの展示を見た後の感想として書いたものを。(僭越)
「人の街も自然のうちというのは拡大解釈しすぎなのかもしれないけれど、それでも人の暮らしと、「自然」と人が呼ぶものとは、二つのものとして分けて、対比して話すようなことではなく、関わりあうものごととして捉えたらよいように思った。」
あなたは、自然、世界という景色をどう眺めますか?
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著者:深山けもの
発行:けもの舎
初版:2025年月
仕様:105mm × 150mm / 並製本 / 60ページ
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